事例 Vol.57
Institution
- 国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学様
- リアルな対話を可能にする高品質Web会議システムの導入
オープンアクセスの実現に向け
研究者との対話を支えるWeb会議環境を構築する。
実施背景
“伝わる場”として進めるオープンアクセス化の取り組み。
今回のWeb会議システム導入の背景には、名古屋大学様が文部科学省の「オープンアクセス加速化事業」に採択されたことがあります。この事業は、大学における論文や実験データなどの研究成果を広く公開することで、学術のさらなる発展や社会貢献につなげることを目的としています。しかし、研究者の中には、データの公開に対して慎重な姿勢をとられる方も少なくありません。事業を促進するためには、学内の研究者一人ひとりに丁寧に説明し、オープンアクセス化の意義やメリットを理解してもらう必要がありました。私たちは技術面からこの対話の土台を支えるべく、教授会等でご活用いただけるWeb会議システムの導入を手がけました。
導入においてこだわった点
マイクを意識させないストレスフリーなWeb会議空間を構築。
導入においてこだわったのは、対面に限りなく近い自然なコミュニケーションの実現です。天井に設置したオーディオテクニカ製のシーリングマイクは、複数のマイクを組み合わせた「ビームフォーミング技術」により、話者の位置を正確にとらえて集音します。ここからさらに、音声が拾いにくいゾーンの集音レベルを上げたり、シーリングマイクの近くにプロジェクターの設置があり、音の影響を受けないようビーム角度を変えたりと、実際の集音状況を見ながら細かい設定の調整を行いました。これにより、どの席からもマイクを意識せずに声を届けられるようになり、遠隔でも同じ場所にいて話しているかのようなストレスフリーなWeb会議環境を構築しました。

シンプルな操作で広がる活用シーン。
導入したWeb会議システムを日常的に使っていただけるよう、操作への心理的ハードルを下げることも今回の重要な課題でした。そこで、細かな操作を行わなくても、パソコンに接続するだけで起動できるシンプルな仕様を心がけました。また、導入してからも、使いにくい機能は制御するなどのカスタマイズを重ねたことで、格段に利便性が向上しました。現在は教授会などの会議はもちろんのこと、学内の式典等でも本システムが活用されており、利用シーンは今後ますます拡大する見込みです。

新規設備の導入
短納期でも品質に妥協なし。100パーセントのご満足を目指して。
本システムを導入した会議室は多用途で頻繁に使われていたため、設置工事を3日間という短い期間で終わらせる必要がありました。これについても、ご担当者様と事前に綿密な打ち合わせを行い、納期通りに導入を完了することができました。導入後、教員の皆さまからは「音が非常にクリアで聞き取りやすい」「対面で話しているような感覚だった」とのお声をいただいております。今後は他学部や他部局との会議においても本システムを活用し、大学全体でのオープンアクセス化をさらに推進されていくとのことです。本学で生まれた学術的価値のある知見を社会へ広く届けていく取り組みを、これからも継続してサポートさせていただけたらと思います。

お客様ご紹介
国立大学法人 東海国立大学機構名古屋大学様
附属図書館 総務グループ 熱田 信貴 様
1939年に創設された東海地区を代表する国立大学。9つの学部と大学院、附属病院や研究施設を擁し、基礎から応用まで幅広い分野で先進的な研究を行っている。海外の大学・研究機関とも連携し、国際共同研究や学生交流を積極的に展開。世界中から多くの留学生や研究者が集まっている。

納入システム概要
・Web会議システム(シーリングマイク、4Kリモートカメラほか)
・快適なオンライン会議を実現するコンパクトなアレイマイクロホン
「ATND1061シリーズ」
■話者の位置を正確に捉え、1台で最大10mの範囲の収音が可能
■気になるノイズにビームが向かない独自開発のビームフォーミング技術搭載
■業界最小クラスサイズのコンパクトサイズでスマートな設置が可能
教育施設や官公庁、民間企業の会議室などで幅広く活用頂いております。
営業担当者 VOICE
使いやすさを第一に、確実なシステム構成を意識。
今回の導入では「誰が使っても迷わない操作性」と「トラブルの少ない安定した環境」を特に意識しました。教授会などの重要な場面で使用されるため、事前のテストと現地調整を何度も重ね、集音の方向やマイク感度も細かく調整しました。操作ミスを防ぐために、あえて機能を絞る工夫も行い、簡潔で確実なシステム構成としました。




