ビッグデータをフレキシブル操作
理想のマルチディスプレイ

中部大学様

ソリューション
マルチディスプレイ

国内唯一の専門拠点としての役割を担う

今回、インタビューに応えてくださったのは、中部大学(春日井市)に新しく設立された「知の統合基盤デジタルアース研究センター」所長福井弘道教授です。同センターの役割について、空間情報科学からの観点も踏まえ、わかりやすく説明していただきました。
同研究センターがめざすものの一つには、緊急時に正確で有益な情報を地域住民まで確実に伝達できるシステムの構築があげられます。GISなどを使用し、様々なビッグデータを収集し、分析・解析そして統合した結果を視覚化します。
「広くデータ集積し的確に視覚化された情報は、災害など有事の際には、何物にも代えがたい必需アイテムとなりえるでしょう。重要な個別の情報も、一つだけでは有益性が低くならざるをえません。警察・消防・行政から民間まで、より多くの専門家が、同時に大量の個別データを共有しながら俯瞰的に分析することで、一つの有益な情報へと統合する。その統合情報を住民へ開示することで、リスクの削減、逓減と減災が可能な社会へつながれば」と福井教授。「知の統合基盤」の本質である社会システム構築に各方面から期待が寄せられています。

国際GISセンター長
知の統合基盤デジタルアース研究センター長
教授 福井 弘道

GIS

GIS(Geographic Information System:地理情報システム)とは、位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析をおこなったり、情報を視覚的に表示させるシステム。

GIS|イメージ
GIS

デジタルアース 俯瞰型空間情報基盤

関する様々なデータを統合し、問題の全体像を俯瞰(ふかん)的に捉え、適切な対応策を解析・検討する基盤的な情報ツール。多様的な視点から、デジタル技術・ICTを利用し俯瞰的に捉える方法が特徴。

デジタルアース 俯瞰型空間情報基盤|イメージ
デジタルアース 俯瞰型空間情報基盤

知の統合基盤デジタルアース研究センター

身近な災害問題から地球規模の環境問題まで、実践的視野で解題を目指す研究施設。専門的研究者の知と市民による集合知を合わせた「知の統合」を実現すべく情報の解析から具体的な社会的実利用を研究している。

知の統合基盤デジタルアース研究センター|イメージ
知の統合基盤デジタルアース研究センター

中部大学

「不言実行、あてになる人間」を建学精神としてかかげる中部大学。春日井市の緑豊かな丘陵地に立地する総合大学。充実した教育・研究環境を整え、ワンキャンパスに7学部、理想の総合大学を確立している。

中部大学|イメージ
中部大学

リモートセンシングで、人が入れない場所でも360度視認可能360度カメラ搭載車とラジコンヘリ(UAV)から本部大画面ディスプレイへ

災害時や緊急時には、正確かつ迅速な避難情報が必要になる

納入システムの中には、表示装置の他、災害時データ収集車と空撮用ラジコンヘリ(UAV)が含まれます。どちらも、人が立入れない場所や被害が大きく危険な場所から、搭載カメラで現場を撮影し、情報をまとめる危機管理センターへ映像を送ることが可能です。専門家が、地上と上空からの画像・映像情報を大画面で分析できるシステムを実現しました。

危機管理情報収集車

データ収集車には360度カメラを搭載。3次元パノラマ画像を生成し、現場の一部ではなく、周囲の状況も把握できます。搭載パラボラアンテナで衛星を探知しインターネットなどの通信が可能です。相互通信に必要なPC機器類、発電機、大判プリンタ等も完備。センターへ現場データを送り、解析・分析された正確な避難情報を受け取ることができます。さらにメガホンも装備し、受信情報を周辺の人々へ迅速に伝えることも可能です。

災害時データ収集車構成図
災害時データ収集車構成図
空撮用ラジコンヘリ(UAV)

空からの観測は、簡易リモートセンシング計測UAVを採用しました。各種カメラに対応するセンサーをつけることができ、汎用性が高い機体です。優れた姿勢制御と自動のホバリング・飛行・着地機能があり、人を選ばない簡単な操作性・高い安全性が魅力です。機体は80cm×80cm、重量2kgと小型なため可搬性が高いことも特徴です。撮影されたデータは、データ収集車に搭載されている画像転送装置により本部へ送ります。また地上モニタも装備し、UAVカメラの映像をその場で確認することができます。

ビッグデータの解析と活用のために

センターでは、携帯電話・スマートフォン・カーナビなどの端末から得られる人々の位置情報、ツイッターなどからの文字情報、道路情報、建築物情報など様々な地理空間情報を得ることができます。
この巨大な情報群を活用するには、ビッグデータをビジュアル化し、表示できる高精細かつ高機能な大画面が必要となります。蓄積されたデータを、重ね合わせるように再集積し、専門家の探索的な分析により一つの情報へ統合する過程において同センターの果たす役割は大きく、統合情報による解析予測に基づき、多角的な被災回避情報を発信することが可能になります。あらゆる事態にも継続して対応できる、大画面システム、小型自動発電システムの納入を目指しました。(小型自動発電機は、停電時、約10秒でシステム復旧が可能)

大画面でもマルチコンテンツのオーバーレイ表示がスムーズに|イメージ
大画面でもマルチコンテンツの
オーバーレイ表示がスムーズに

直感的操作が可能にするストレスフリーな使用感

大型表示システム導入に際して、最も重要な要望の一つが、膨大な量のデータを高解像度かつスムーズにオーバーレイ表示が可能である点です。その為、このシステムには、マルチグラフィックビデオウォールプロセッサーシステム Quantum®Eliteを採用しました。Key Minder®機能により接続機器間でHDCP認証を維持し、高速で信頼性の高いスイッチングが可能な他、専用の高速バスによりリアルタイムのビデオ/グラフィック出力が可能です。
Extron XTP Systemsの採用により、使用用途を柔軟にアレンジし、直感的操作性で使いやすさを実現することができました。
マルチディスプレイには三菱電気の大画面マルチシステムを採用。詳細な情報を大画面で表示するには、シームレス表示が不可欠です。スリムベゼルにより、最小約5.7mmの目地幅を実現可能にしています。また表示する解像度は、フルHDサイズを実現。1画面1920×1080ピクセルの高解像度を同比率で再現しています。今回は天井高の関係で、中央9画面でフルHDサイズを9倍で表示し、左右には付属情報を表示できるように工夫しました。

左:制御用PC 右:操作卓PC|イメージ
左:制御用PC 右:操作卓PC
スリムベゼルでシームレス表示|イメージ
スリムベゼルでシームレス表示
基本操作はドラッグ&ドロップで|イメージ
基本操作はドラッグ&ドロップで
スクリーンの表示確認は4画面|イメージ
スクリーンの表示確認は4画面

その他納入事例

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